プロレス時評

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【これがプロレス?】プロレスブロガーが語る初観戦の思い出

【これがプロレス?】プロレスブロガーが語る初観戦の思い出

プロレスファンの皆さんは、プロレスを初観戦した時のことを覚えているでしょうか?

親が好きだった、友達が好きだった、テレビを見て興味を持ったなど初観戦の理由は様々でしょう。

こんな風に毎日プロレスブログを書き続けている僕自身にも、勿論初観戦の思い出はあります。

今回の記事は自分が初めてプロレスを生観戦した時の印象を書いてみます。

 

プロレスブロガーが語る初観戦の思い出

友達に誘われてプロレス初観戦

学生時代、僕はプロレスファンでも何でもありませんでした。

しかし、仲の良い友人たちはプロレス好きが多かった。

休み時間にプロレスごっこをする人も多かったですね。

そんなプロレス好きの友達に連れられ、インディー団体の興行を見にいったのが初観戦でした。

当時の僕は乗り気ではなかった。

プロレスは格闘技だと思いこんでいたし、格闘技にも興味はありませんでした。

いわば友達の付き合いに何となくついていったのです。

その時のことを思い浮かべると、いろんな不思議なことの連続でしたねw

 

異様な雰囲気を放つマニアに遭遇

そのインディー団体の興行の客入りは良くなかった。

なので観客の声援は誰が何を言っているのかもわかるほどでした。

初めて体験するプロレス会場の異様な雰囲気。

試合が始まり、ジッとリング上の戦いを見ていると、僕の席の後方から

「ブーブー」

「しっかりやれー」

と、か細い声でブーイングする声が。

ふり返ると、まだらな金髪にサングラスをかけ、キャップを被った細身のおじさんがけだるそうな声でブーイングをしていたのです。

その時の僕の直感な印象は「プロレスマニアでプロレスを知ったかぶってるニヒルなおっさん」というものです。

僕の友達のようにノリノリのファンもいれば、こんな風に斜め上から応援するファンもいるんだなと思い、ちょっとプロレスに嫌悪感を持ちましたw

正直そのブーイングや掛け声が気になって試合に集中できませんでした。

 

試合後が醍醐味と不思議な光景

興行が終わり、友達たちは興奮状態&満足気です。

僕は大柄な男たちがぶつかり合う迫力は感じたものの、感情移入にまでは至っていませんでした。

とにかく後ろのブーイングのおっさんがうるさかった。

で、そろそろ帰ろうかなと思った時、僕の友達はここからが本番とばかり顔を輝かせているのです。

帰りたい僕の気持ちをよそに、会場の裏手に移動する友達たち。

そうです、出待ちです。

会場を後にするレスラーを見送ってまでがプロレスファンと言わんばかりに僕を説得する友達に負け、僕も出待ちに参加することに。

確か夏だったので、汗をかきながらレスラーが出て来るのを待っていたような気がします。

徐々にレスラーが会場から出て来ると、狂ったように声援を送る友人たち。

一体何が面白いのかと思って見ていましたが、プロレスは試合だけじゃないんだな、とも実感した瞬間です。

不思議な光景

ただ、その時の僕にとって不思議なことが一つだけありました。

それは、さっきまで戦っていたレスラーが同じバスに乗っていたこと。

「あんなに戦っていたのに、なぜ一緒のバスに乗るの?敵同士じゃなかったの?」

初観戦後一週間くらいはそれを考えていましたねw今思うと微笑ましいです。

 

プロレスは面白い

僕はその初観戦以後、すぐにプロレスを見に行くことはありませんでした。

あの変なブーイングするおじさんへの嫌悪感と、敵同士なのに一緒のバスに乗るレスラーことが不思議で仕方なかったのです。

本格的にプロレスファンになったのは、それから10年くらい後ですね。

2010年前後から見始め、プロレスが何たるかを理解し、ブシロード体制の新日本プロレスにどっぷり浸かっていったのです。

やはり、プロレスはディテールにこだわるのではなく、大雑把に見た方が楽しめます。

単なる試合というよりも、ドラマに近いものがある。

僕の経験から言うと、最初興味のなかったものでも、時を経て理解し、深く興味を持つものも出て来るということです。

僕にとってそれはプロレスでしたが、こういったことはプロレス以外のことにも言えるのかも知れませんね。

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