新日本プロレスの公式YouTubeで配信された『オカダ・カズチカ IWGP世界ヘビー級王座戦を語る【新日本プロレス 6.7大阪城ホール】』
引き締まった表情で淡々とIWGPについて語るその姿は、かつてのあどけない青年ではなく円熟味を増した大人の雰囲気が漂っていました。
まさに、新日本プロレスの顔というオーラが漂っていましたね。
このインタビューで気になったことは大きく二つ。
二冠戦とベルト統一への不満です。
この記事ではこの問題にスポットをあて、いちプロレスファンとして考察したい。
オカダ・カズチカが二冠戦とベルト統一の是非を問う
二冠戦の是非
二冠戦で出て来るのは内藤さんのポーズしかない
オカダ選手は、二冠戦で記憶に残った試合がないと言い放ちます。
記憶にあるのは神宮での内藤さんのポーズと花火だけだ、と。
いわば、それ以外は特に印象に残っていないことになります。
考えてみて欲しい。
プロレス大賞ベストバウトを獲った試合が二冠を生みました。
そのベストバウトを獲った試合すらも記憶に残らないということです。
プロレスファンの皆さんは二冠戦をどう思っていましたか?
ベルト統一
「一番やってはいけないこと、それがベルト統一」
ここまで言い切れるのは、オカダ選手にはIWGPで積みあげてきた「確かなもの」があったのでしょう。
ベルト統一=その積みあげてきたものがリセットされ、自分は初挑戦という立場になってしまった。
その憤りを素直に発言するオカダ選手からは並々ならぬ「怒り」のようなものも感じます。
額面通り捉えれば、内藤&飯伏という新日本プロレスでも最も人気があるであろう二人への批判です。
ここからは僕の妄想も込みで読んでください。
それは、オカダ選手の考える「話題性」と「試合内容」のバランスです。
記憶に残る試合とは何か?
オカダ選手もインタビューで言っている通り、記憶に残る試合は人それぞれです。
なので、一概に良い試合=記憶に残る試合とは言えません。
しかし、オカダ選手は「ケニー戦は良かった」とも言っていました。
つまるところ、二冠やベルト統一という話題性が先行するプロレスではなく、試合内容で話題を生み出すような興行がオカダ選手にとって理想なのでしょう。
内藤選手も飯伏選手も素晴らしい選手です。
ですが、最近の彼らは二冠や統一といった話題の方が先行してしまったようにも見えます。
話題性と試合内容、どちらも満たすプロレスは難しいかも知れません。
しかし、ここまで言い切ったのならばオカダ選手は自らのプロレスでそれを証明してくれるでしょう。
明日の鷹木選手戦、「心に残る試合」を期待しています。
≪END≫
≫≫【ブログランキングに参加しています】クリックにて応援して頂けると嬉しいです!国内外のプロレス最新情報も読めます!