ここ最近の新日本プロレスを見て思うこと。
その体躯に合ったド派手なリングコスチュームの中にIWGP世界ヘビー級王座を輝かせるウィル・オスプレイ選手を見るたびに、
「時代は変わった」
と思うことがしばしばあります。
オカダ選手でも内藤選手でもなく、時代の中心はオスプレイ選手。
長くプロレスを見ていればこういったことが起きるのは当然ではありますが、ブシロード体制=オカダ選手の隆盛とともに新日本プロレスを見て来た僕にとって、オスプレイ選手の躍進を見るたびに
「時代は変わった」
という印象がとても強い。
まだ20代後半のオスプレイ選手は間違いなく次世代のトップオブトップの一人でしょう。
では、「今後新日本プロレスで期待される選手は誰?」という切り口で独断と偏見で記事を書いてみたいと思います。
※ジェイ選手などすでに結果を残している選手は除きます※
新世代のスター候補は誰?
海野翔太、成田蓮
現在LADOJOにて柴田イズムを叩き込まれている成田選手。
「他の道場生が引くほどの指導している」という言葉が柴田選手からあったように、それだけ新日本プロレス肝いりの選手でもあるでしょう。
長身に甘いマスクは努力しても得ることのできない才能であり、スター選手になる可能性を存分に秘めています。
では海野選手はどうか?
ジョン・モクスリー選手と師弟関係になり、ヤングライオン杯は準優勝。
注目度のある若手選手として期待されていましたが、今現在は何の音沙汰もなし。
ユナイテッド・エンパイアの「X」候補にも上がりましたが、そうではありませんでした。
「え?プロレスやめた?」
とまでは行きませんが、その消息が気になるところです。
新日本プロレスがそこまでひた隠しにするからには、とっておきの何かが海野選手に用意されているのでしょうか?
こういった潜伏期間のレスラーってどんな気持ちなのでしょうね?
カール・フレドリックス、クラーク・コナーズ
既にヤングライオンを卒業し、一匹オオカミとしてオーラを放ちまくっているカール選手。
ヤングライオン杯を優勝し、その世代のヤングライオンの象徴的な存在でもありました。
カール選手も成田選手に負けぬ高身長&イケメンレスラーであり、スター候補の1人でしょう。
とは言いつつも目立った活躍=結果がない昨今、年代の近いジェイ選手やオスプレイ選手は既に団体の頂点を掴んでいます。
今年のG1にエントリーされるのか?或いはどこかのタイミングでサプライズを起こすのか?
その動向に注目が集まります。
個人的にカール選手よりも楽しみなのがクラーク選手です。
あの質実剛健なプロレスは今のジュニアに絶対響くと思うんですよね。
スーパージュニアに参加して欲しい選手の一人です。
いや、何が何でも参加すべき選手でしょう。
グレート-O-カーン、マスター・ワト
そのセルフプロデュース能力で他とは一線を画すグレート-O-カーン選手。
様々な格闘技をベースにしながらも、そこに頼らないオリジナリティを持った選手でもある。
リング上のみならずユニークなスキットもでき、それも人気を得ている理由なのでしょう。
エンパイアでの活躍も素晴らしいですが、彼が自らのユニットを持った時にどんな統治の仕方をするのかも楽しみです。
で、最後はマスター・ワト選手。
ジュニアに新風を巻き起こすのは川人選手しかいないだろうと思っていましたが、なかなかにグランドマスターへの道は厳しい。
先輩たちからの厳しい駄目だしも多く、本来の彼が出しきれていない印象があります。
生意気な口調でもどこか生真面目さが垣間見えてしまい、チグハグに感じることもある。
先輩たちのプレッシャー押さえつけられているのか、自己プロデュースの問題なのか?
運動能力もルックスも抜群なだけに、勿体ない選手ですよね。
僕は思います、ワト選手こそエンパイア入りすべきでは?と。
時代は変わる
最近の新日本の「変わった感」は、やはりユナイテッド・エンパイアの若さみなぎるパワーが大きく貢献していると思います。
コブ選手を除けば皆20代、こんなフレッシュなユニットは今までなかったでしょう。
しかも全員並んだ時の圧がすごい。
今後ますます勢いづいていくであろうエンパイアを中心に、オカダ選手や内藤選手といったレスラーの巻き返しも期待されます。
ユニットも選手も増えて行く中で、スター選手になれる数も限りある新日本プロレス。
以前菅林会長が言った「新日本を二つのグループに分けることを考えている」も現実味を帯びる時期かも知れません。
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