暗転からリングの上に突如現れるシーンは、WWEではよくあることですし、新日本でもケニー選手の前に現れたジェリコ選手が記憶に新しいところ。
「電気消して奇襲なんてふざけんな!」
という見方もあるかもしれませんが、こういった幅の広さもプロレスの醍醐味です。
キングオブダークネスという異名をとるEVIL選手なだけに、まさに闇を操ったとも言えるでしょう。
禁断の技を解禁し、対戦相手にとってより脅威になったEVIL選手ですが、そこまでの技を使わざるを得なかった矢野選手の強さも認めなくてはいけません。
矢野通最強説
反則、武器、なんでも許される矢野通
新日本プロレスの治外法権・矢野通。
呼吸するようにあの手この手を繰り出し、スリーカウントを奪います。
王者クラスのレスラーに黒星をつけることも多く、5回くらいIWGPを巻いていてもおかしくはないかも知れません。
今回のニュージャパンカップでも順当に勝ち星を重ね、KOPW2021王者として貫禄を見せていました。
たぶん、EVIL選手の中でも「やべぇなこりゃ」という危機感があったのかも知れません。
つまり、矢野選手の強さがEVIL選手を精神的に追い込み、禁断の技を解禁せざるを得なかったのではないか?
もし矢野選手にダークネステレポーテーションが通じなかったら、EVIL選手は敗戦するか、或いは今のWWEのように火でも噴かないと矢野選手に勝利することは出来なかったと言っても過言ではない気がします。
東スポみたいな記事になっていますが、これはこれで面白い。
EVILの何が何でも
EVIL選手の言う何が何でも。
ついに瞬間移動まで使うようになってきたので、対戦相手にとって恐怖しかありません。
今回はEVILで仕留められましたが、もしあれが椅子攻撃だったら恐怖です。
しかも試合の中盤ではなく序盤に暗転されたら、一瞬で試合が片付く可能性もある。
やはりEVIL選手の二連覇は固いのでしょうか?
個人的にダークネステレポーテーションと名付けましたが、正式名称が何になるのか知りたいところです。
試合後、明かりを消した犯人と思われる東郷が、拍手をしながら不敵な笑みでリングに上がる。
(新日本プロレス公式)
いやそこはもっとファンタジーでいきましょうよw
矢野通は強かった
相手に禁じ手を使わせるほど強かった矢野選手。
今回は想定外の攻撃でやられてしまいましたが、その強さはゆるぎない。
彼が本気を出せばIWGP世界ヘビー級王座も簡単に手に入れることが出来るのかも知れません。
今のところKOPWを揺るがす相手も見られず、今年も矢野選手の独壇場になりそうな気配。
矢野選手よりも緻密で、大胆なレスリングをするレスラーでなければKOPWはつかめないのかも知れません。
今回のニュージャパンカップでは闇の王の禁じ手に敗戦してしまいましたが、またKOPWでその強さを証明し続けていって欲しいですね。
次はいつどこでEVIL選手の妙技が見れるのかにも注目です。
プロレスの幅広い楽しさを知り、新日本プロレスのエンターテイメント性がまた一歩前進した昨夜のニュージャンカップでした。
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