結論から書くと、ニュージャパンカップ一回戦で組まれているヘナーレvsジェイ・ホワイト戦は、かつてのケニー・オメガvsYOSHI-HASHI戦が想起されてならない、ということです。
2016年のG1クライマックスにて下馬評的にも実力的にも有利だったケニー選手をYOSHI-HASHI選手が倒した試合です。
紙一重どころの騒ぎじゃないけど、ほんと0コンマ何ミリだよ。今日、この会場きて、『俺が勝つ』と思った人、何人いる?絶対少ないでしょ?それは、もちろん今日ここに来る前の過程。それはそれで正しい。でも、今は違う。どうだ?次、俺が闘う相手、『もしかしたら、コイツちょっとやんじゃねぇかな』って思うヤツ、増えたでしょ?その繰り返しだよ。その繰り返し、それが積み重なった時、“ものごとが変わるのは、一瞬だ”!
(YOSHI-HASHI 2016年7月 新日本プロレス公式)
ジェイ選手とケニー選手、ヘナーレ選手とYOSHI-HASHI選手それぞれは全く異なるタイプのレスラーです。
しかし、レスラーとしての「格」で考えるのならば、当時のケニー&YOSHI-HASHIに似たものが、ジェイ&ヘナーレにはあると思います。
同じニュージーランド出身で、同い年。
ジェイ選手の華々しい経歴に比べると、ヘナーレ選手との間には相当な差があるのが現実です。
だからこそ、ヘナーレ選手に「物事を一瞬で変えて欲しい」願望がある。
【NJC】ヘナーレvsジェイ・ホワイト
ヘナーレへの期待
昨年末の自分の記事の中にも、ヘナーレ選手への期待が記されています。
「頑張った」ではなく「勝てなかった」という評価があってこそ選手として一人前になった証拠です。
お前何様なの?とつっこみたくなるような物言いで書いている自分自身が恥ずかしくなりました。
しかし、言いたいことは今も変わっていません。
「良い試合」も大事、でも「勝負論」も大事。
そのためにはやはり結果を残さなくてはいけません。
ジェイ選手から勝利を掴めば、ヘナーレ選手の大きなターニングポイントになるのではないでしょうか?
本隊かそれ以外か
ユナイテッド・エンパイアの次なるメンバーは誰?
当ブログ的にはジュニアの選手が次なる候補ではないかと思っています。
がしかし、もう一つの判断基準として、「フラストレーションが貯まっている選手」という見方もある。
今の現状を変えたい、環境を変えたい。
そう思っているのならば、思い切って立ち位置を変えてみるのもいいのかも。
その点でいうとバレットクラブ入りする前のタマ・トンガ選手のような立ち位置にヘナーレ選手はいるのかも知れませんね。
気力、努力、諦めない
こういった爽やかな印象が魅力のヘナーレ選手ですが、思い切り真逆の方向に振り切っても面白いような気がします。
物事は一瞬で変わるのか?変えられるのか?
圧倒的に有利なのはジェイ選手です。
下馬評通り行けば、ヘナーレ選手は敗退してしまう。
しかしここが物事を一瞬で変えるチャンスかも知れません。
プロレスは勝敗のみで語れないジャンルなので、ただ単に勝てば良いというものではありません。
ですが勝たないと変わらないものがあることも事実です。
2021年のスタートで失意してしまったジェイ選手も、石井選手にリベンジを果たし再び巻き返しに燃えています。
正々堂々戦ったら、ジェイ選手にはかなわないかも知れない。
ヘナーレ、お前が強いってことはもうみんなが分かってるよ。けど、俺はもうシンゴ、スズキ、モクスリー、イシイといった相手から勝ってきた。お前は今名前を上げた奴らと肩を並べられるようなレベルでもない。お前は楽勝の相手だ
(ジェイ・ホワイト 新日本プロレス公式)
余裕のジェイ選手。
ならば、どんな手を使ってでも勝利をもぎ取るヘナーレ選手の「何がなんでも」が見てみたいですね。
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