2021年のドーム大会後の暗闇から抜け出し、再び新日本プロレスの頂点を目指し始めたジェイ・ホワイト選手。
AEW&IMPACTでのバレットクラブリユニオン結成により、それへの反発なのかジェイ選手からは以前よりも「俺たちこそが本物のバレットクラブだ」という強いエネルギーも感じます。
Bullet Club#RealEra
— Switchblade (@JayWhiteNZ) 2021年2月25日
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📷 @NAPP0Nx_x_x pic.twitter.com/EMbMFxarjk
レスリングの技術、鍛え抜かれた体、プロモーションの巧さ、サイコロジー…
まだ20代ながら末恐ろしい存在ではありますが、やはりバレットクラブのリーダーとしてそろそろ勲章が欲しいところです。
このニュージャパンカップを、いや「NEW JAY-PAN CUP」をきっかけに「逆転のジェイ・ホワイト」へ向かうことが出来るのでしょうか?
逆転のジェイ・ホワイト
天才的なプロモーションスキル
まず1つ目、大事なことは、飯伏のIWGPとインターコンチのベルトの統一についてだ。俺は何のためにあいつが統一を望んでいるのか、ずっと疑問に思ってた。もしかして会社からけしかけられていたんじゃないのか? 新日本と飯伏はIWGP王座の歴史を抹消したがっていたんだろう! 飯伏、この俺も歴代王者の一人として名を刻んだというのに、よくも“ジェイ・ホワイト”の名前を消してくれたな! 新しいベルトには俺の名前は刻まれない。だが、これでハッキリした。俺が次にするべきことは、『NEW JAY-PAN CUP』優勝だ! “REAL” JAY 1優勝者のこの俺が今度は“REAL”『NEW JAY-PAN CUP』を優勝する。会社はチャンピオンのリクエストであるベルトの統一を承諾したわけだが、俺がIWGP世界ヘビー級王者に君臨した際には、ベルトの分裂を提案するぞ。そして、もう一度IWGPとインターコンチの歴史を復活させる!
どんな話題も自分中心のストーリーに変えてしまう。
これが、ビックマッチが終わると存在感が消えてしまうレスラーとそうでないレスラーの違いです。
「飯伏、この俺も歴代王者の一人として名を刻んだというのに、よくも“ジェイ・ホワイト”の名前を消してくれたな! 」
「俺がIWGP世界ヘビー級王者に君臨した際には、ベルトの分裂を提案するぞ。そして、もう一度IWGPとインターコンチの歴史を復活させる!」
破天荒に見える発言の中にも、話題性をしっかり盛り込んでくるプロモーション。
しかも今回は事が事だけにこのジェイ選手の言葉に賛同するファンも少なくありません。
大勢のファンの支持を受け、“REAL” Eraの到来?
いや、やはりジェイ選手はずる賢くて強くてカッコ良くてブーイングを食らいまくってる方がしっくりくる。
ファンに媚びず、己のやり方を突き進む。
それこそが“REAL” BULLET CLUBであり、彼の“REAL” Eraだと僕は思っています。
インターコンチネンタル王座の「会社の意向」と「プロレス」
ちょっと話は変わりますが、巷で噂されている「インターコンチネンタル王座と会社の意向」問題。
いろんなところで散見されるようになり、ファンの興味関心はそちらに向かっているようにも感じます。
僕個人的な考えで言うと、プロレスとは有事があってもそれを「プロレスに昇華させる」ことのできるユニークなジャンルです。
背景に何があろうと、それをプロレスとして見せてくれるのが面白さだと思っています。
プロレスラーは常人の人にはなれない
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) 2021年2月3日
人それぞれかもしれないけど色々な見方があると思っていて僕はごく普通の現実で生きていて、『非現実空間』に時間を使って見に来てくれていると思っています。
こんな状況でも少しでも見に来てくれていることに感謝。そして次はまた3つ目の願いを語りましょう!
飯伏選手の言う通り、プロレスとは『非現実空間』を楽しむものであり、現実的なツッコミを入れ過ぎると面白くなくなってしまうものです。
これ以上飯伏選手個人への批判が集まれば会社のフォローは必用かも知れませんが、世界ヘビー奪取を宣言する選手も増えてきました。
選手たちのベルトへ向かう「戦い」によって、この状況は改善されていくと信じています。
NEW JAY-PAN CUPを楽しもう
「飯伏、この俺も歴代王者の一人として名を刻んだというのに、よくも“ジェイ・ホワイト”の名前を消してくれたな! 」
この発言、見方を変えればジェイ選手から飯伏選手へのエールとも読める。
批判の矢面に立つ飯伏選手へ間接的にエールを送るプロレスラーの「絆」です。
飯伏選手にはキラキラ輝くチャンピオンでいて欲しいし、ジェイ選手には憎たらしいほどにずる賢くカッコいいヒールで居て欲しい。
もしかすると、前途多難な飯伏選手の“REAL” Eraを引き出すのはジェイ選手なのかも知れません。
ただ、そろそろジェイ選手の正真正銘の“REAL” Eraが見たいところ。
そのためには腰に勲章を巻き、名実ともにトップに返り咲かなくてはいけないでしょう。
新日本プロレスやAEWのみならず、世界中のプロレスファンにジェイ選手の“REAL” Eraを見せつけて欲しいですね。
逆転のジェイ・ホワイトに期待。
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