3月3日に開催された『レック Presents スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~』を見ての率直な感想を書きます。
この記事はブシロードグループの傘下に入ったことをきっかけに、スターダムに興味関心を持った人間が書いています。
スターダムの歴史的背景や、個々人の選手に関しては浅い知識しかありません。
普段新日本プロレスを見ているプロレスファンが武道館大会を見て感じたことをまとめました。
結論から言うと、昨日の武道館大会は「素晴らしかった」の一言です。
そして、今現在の新日本プロレスと「真逆な部分」もあり、そういった面でも意義深い大会になったと思います。
ALLSTAR DREAM CINDERELLA
白いベルトと赤いベルト
スターダム公式の選手権のページの一番上にレイアウトされているワールド・オブ・スターダム選手権、通称赤いベルト。
そしてその次にレイアウトされているのが、ワンダー・オブ・スターダム選手権、通称白いベルトです。
今回の武道館大会では赤いベルトを差し置いて白いベルトがメインイベントになりました。
もう書かなくともわかるとは思いますが、ベルト統一問題で大きく揺れる新日本プロレスとの違いがハッキリしています。
勿論新日本とスターダムは団体が違うので、その団体の論理のもと選手権は運営されるべきであり、良い悪いを言いたいのではありません。
しかし、昨日のスターダムの選手権試合を見る限り、ベルトの価値の「順番」云々、壮絶で素晴らしい戦いがあったことは事実です。
統一だとかインターコンチ(ネンタル王座)だけだとか、そんなの関係なく、強いヤツがベルト巻けばいいんですよ。
(オカダ・カズチカ)
強いヤツがベルトを巻くというシンプルな構造が、スターダムにはあった。
話題性を超える「戦い」
AEWにも参戦し、日本ではチョコプロを率いるさくらえみさんのYouTubeに登場した
スターダムのロッシー小川氏は、ブシロード体制になりリング上の「細かなところまで見れるようになった」というようなことを語っていました。
髪切り、レジェンド参戦、遺恨、友情
話題性の多い武道館大会でしたが、そこに依存しない「戦い」が全ての試合であったように思います。
試合時間は男子のように30分40分になるものはありませんが、間延びせず次から次へと進む攻防は時間の長短では現わせない満足度があります。
「男子だから」、「女子だから」、と言う考え方自体がもう必要ないのかも知れませんね。
長与千種、北斗晶
リング上では圧倒的なオーラを見せつつも、懐の深さも見せつけた長与選手。
解説席ではスターダムの解説がはじめてとは思えないほど的確な言葉を発し、終盤では「闘争本能」も感じさせる解説をしてくれた北斗さん。
このリング内外のレジェンドの存在をもろともしない試合のオンパレードでした。
解説には新日本プロレスでお馴染みのミラノさんが入っており、一瞬新日本プロレスを見ているかのような錯覚にもなりました。
ミラノさんのテンションがそれほど高くなるほどに、充実した試合が多かったのです。
繰り返しになりますが、スターダムと新日本プロレスは別の団体であり、その運営の仕方やレスリングのスタイルも同じではありません。
なので、安易に比較することは間違いだと思っています。
しかしながら、「何か新日本プロレスに足りない」というものを、スターダムで補完してしまったような気持ちにもなりました。
現在ベルト問題で揺れる新日本プロレス。
飯伏選手、内藤選手、オカダ選手、棚橋選手、その他の選手にも様々な思いがあるでしょう。
しかし、昨日のスターダムの興行を見ると「やはりリング上での戦いが全て」であり、それがベルトに還元されていくものなんだと思った次第です。
スターダムは素晴らしかった、そして逆転の新日本プロレスにも期待。
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