ほぼ毎日プロレスに関するブログを書いていると、アクセス解析を含めプロレスファンが何に興味関心があるかなどリアルに体感することが出来ます。
例えば、半年前に書いた当時はさほどアクセスがなかった記事でも、今になって急激にアクセスが増えたりなど。
そしてまた、団体公式へのリプライやそれ以外の様々な声などを見て、ファンが何に興味関心を示しているかを参考にした上で、記事を書いたりもしています。
日常的にプロレス(新日本プロレス)をチェックしている身として、ここ最近の新日本プロレスは「何か違うのかな」と感じることもあります。
この記事ではその「何か」に関して「いちプロレスファン」としての考えを書いてみたい。
変わったのはコンテンツ?それともファン?
新日本プロレス
「いちプロレスファン」といっても、千差万別です。
僕自身は2010年くらいから本格的プロレスを見はじめました。
猪木さんの活躍も、闘魂三銃士の活躍も体感していません。
簡単にいうとブシロード体制から本格的にプロレス見始めたと言っても良いでしょう。
僕は基本的にプロレスという「ジャンル推し」なので、新日本プロレスも「箱」として楽しんでいます。
そして、「ヒール」がいて「アンダー・ミドルカードの選手がいるからこそトップレスラーが輝く」というスタンスでプロレスを見ています。
反則介入があっても「それ」として見ているので、コンテンツへの個人的な不平不満は今もありません。
さて、ここからが本題です。
最近の新日本プロレスの状況を探って見ると、このようなリアクションが多く散見されます。
- 茶番多すぎ
- 再放送多すぎ
- 金払う価値なし
- ワールド退会する
- 新日本プロレスらしい戦いはどこいった?
- 反則介入は良いけどちょっと雑じゃね?
- こんなん続くなら他団体みるわ
等々。
僕自身、ファンそれぞれにプロレスの見方があるので、見る人は見る見ない人は見なければ良いと思っていました。
しかし、このような小さなブログでも情報を発信する身として「現在の問題をスルーすることはどうなのかな」と反芻することもあり、今こうして記事を書いています。
なぜ上記のような声が多く散見されるのか?
「プロレス的な考え方」も書いてしまい興ざめしてしまう方もいるかも知れませんが、ご理解して頂けると幸いです。
追いつかなくなった回収
「回収が追い付かなくなった」
これが僕なりの結論です。
具体的に言うと
1.どんなに反則介入を繰り返してファンからヘイトを買っても、G1やBOSJといったリーグ戦で「新日本プロレスらしい戦い」を見せれば、ファンの手の平はクルっとなる。
2.どんなにヒールレスラーがやりたい放題やってファンからヘイトを買っても、最後にベビーフェイスが勝てばファンの手の平はクルっとなる。
もうこのパターンが通じなくなっているのではないでしょうか。
現在バレットクラブと抗争をしているオカダ選手。
次の大阪で決着が着くか否かわかりませんが、どう考えても最終的にオカダ選手が全てを回収していく流れです。
しかし「オカダがんばれー!」「反則ヤメレ」という勧善懲悪のストーリーよりも、「再放送乙」といったようにコンテンツ事態にファンが飽きてしまっているようにも見えます。
これはオカダ選手やバレットクラブといった個々の問題ではなく、より大きな問題かも知れません。
進化しているのはコンテンツのみに非ず、ファンも進化する
「マニアがジャンルを潰す」
という指針の元に始まったブシロード体制。
マニアとは
現代日本では一般的に「ひとつのことに熱中する人」を意味する語として用いられる
Wikipedia
らしい。
ただ、僕はこんな風にも思います。
プロレスを長年見続け、歴史的な背景も踏まえつつ今のプロレスを見、ご意見番的な思考を持っている人だけが「マニア」なのだろうか?
目の前にあるコンテンツを純粋に楽しむ人が「ジャンルを潰さないプロレスファン」なのだろうか?
僕は違うと思います。
あらゆる情報がすぐに手に入る現代、それゆえライト層のファンでもすぐマニアレベルの知識や情報、考え方を備えることは不可能ではない。
優れた見識をもった若いプロレスファンだっているはずです。
マニアであるか否か、プロレスファン歴が長いか短いかに関わらず、確実にファンの目は肥えているのです。
私見ですが
- 茶番多すぎ
- 再放送多すぎ
- 金払う価値なし
- ワールド退会する
- 新日本プロレスらしい戦いはどこいった?
- 反則介入は良いけどちょっと雑じゃね?
- こんなん続くなら他団体みるわ
と嘆いているのは「プロレスマニアだけ」である、と新日本プロレスは思っているのではないか?
僕の感覚では、むしろ「ジャンルを潰さないプロレスファン」にすら飽きられてしまっているのではないか?
と、感じる次第です。
さらに上を行く新日本プロレスの進化に期待
新日本プロレスは世界でも第三の規模を誇るプロレス団体です。
勿論国内ではリーディングカンパニーとして独走状態でもある。
企業として詳細なデータを取りながら興行を作っているでしょうし、利益に響くであろうポイントは見極めているはずです。
よって、今多くのファンが嘆いているこの状態も、きっと次のフェーズへ向けての進化の途中なのかも知れません。いや、そう信じたい。
しかし、コロナ禍という時勢で人々の審美眼はより厳しくなってきているとも言えます。
団体の方向性とファンのニーズ、これは興行会社にとって永遠のテーマです。
この未曽有の社会的危機をプロレスによって勇気づけてくれる新日本プロレスに感謝するとともに、今まさに新日本プロレスへ疑問を抱えているファンたちをあっと驚かせるような展開を期待しています。
新日本プロレスならきっとやってくれるでしょう。
この記事はあくまでも一個人の意見です。
これからも新日本プロレスを応援し続ける者であることに変わりはありません。
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