「敗者モンゴリアンチョップ封印マッチ」と名付けられた試合に敗北し、モンゴリアンチョップを封印されてしまった天山選手。
勝利したオーカーン選手は
元IWGPチャンピオン、タッグの最多保持者(に勝って)、そしてモンゴリアンチョップを強奪できたのは、大きな収穫だ。
(グレート・オーカーン 新日本プロレス公式)
と天山選手に敬意を払いつつ、ご満悦な様子です。
パンデミック前にはモンゴリアンチョップを繰り出すたびに「シュ~」という掛け声?が会場に響きわたり、天山選手の代名詞となっていた技です。
そのモンゴリアンチョップが封印されてしまった現実は、何を意味するのでしょうか?
猛牛の終焉?それとも大逆襲のはじまり?
天山広吉は引退するの?
戦前このようなことを語っていたオーカーン選手。
会社の役員どもが! 『引退前の天山に最後の花をもたせてくれ』ってよ、頭下げてお願いしてきたから、承諾してやったまでだ。
(グレート・オーカーン 新日本プロレス公式)
超素朴な脳みそでこの発言を鵜呑みにするのならば、引退するからもうモンゴリアンチョップ使わない⇒敗者モンゴリアンチョップ封印マッチの流れ、と理解することができますよね?
「会社の役員ども」の発言が本当ならば、引退のネタばらしにもなりかねない。
果たしてそうなのか?
あの「シュ~」を聞くことがないまま終わってしまうのは、なんだか寂しい気もします。
昨日の「THE NEW BEGINNING in NAGOYA」の試合を見ても、天山選手のプロレスの巧さは光っていましたよね?
テンコジの強さ
若手レスラーのバックステージコメントも素晴らしい、でも連戦を乗り越えてきたレジェンドたちのコメントも素晴らしい。
イライラ、うずうずあったけども、グッチャグチャにやったるよ。こんなに怒りが、沸点が越えたことはないよ。もうただじゃおかないよ。なにが“(敗者)モンゴリアンチョップ封印マッチ”だ? ふざけんな、このタコ! やったろうやないか!
(天山広吉 新日本プロレス公式)
かっこつけず、想いのたけをありのままにぶちまける。
天山選手のコメントからは感情が伝わってくる。
それは小島選手も同じです。
昨日の「THE NEW BEGINNING in NAGOYA」では天コジは二人とも敗北してしまいました。
しかしながら前哨戦の勢いは確実にテンコジにあったと思う。
プロレスラーとして確立されたものを持つ天コジと、これから確立されたものを作り出していこうとするユナイテッド・エンパイア。
生意気な若者がレジェンドの怒りを引き出し、レジェンドが若者の可能性を引き出すという素晴らしいマッチメイクだったようにも思えます。
特に小島選手を下し、最後にニヤリと笑顔を見せて暗幕の中に消えたオスプレイ選手は、このレジェンドとの抗争を通して何か掴んだものがあったのではないでしょうか?
天山広吉は引退しない、と思うけれど…
結論を言うと、まだまだテンコジがみたい。
オーカーン選手とオスプレイ選手という異なった規格外のレスラーとも素晴らしい試合を作り上げることが出来るテンコジの試合をまだまだみたい。
もし小島選手に
「ラリアット封印マッチ」
が組まれたら、その時はいよいよ本気で引退を覚悟しないといけないかも知れませんが、それはないと信じたい。
前哨戦でのマイク、試合での間の取り方、一発一発の重み。
「THE NEW BEGINNING in NAGOYA」までの一連の流れは、プロレスのお手本ともいうべきものだったと思います。
やはりテンコジは素晴らしい。
今後天山選手はモンゴリアンチョップの封印を解きにかかるのか?それともこのまま封印された状態でプロレスを続けるのか?或いは…
今後もオーカーン選手と天山選手の絡みに注視していきたい。
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