ケニー・オメガ選手が中心的役割を担っているAEWでのバレットクラブ再結成。
AEWの話題はよく耳にすれど、一体どんなプロレスをしているのかよく分からないというプロレスファンも多いのかも知れません。
当ブログでは新日本プロレスに関する記事に加え、AEWに関する記事も執筆しています。
新日本プロレスほどAEWを熱心に追っているわけではありませんが、PPVのビックマッチを中心に割とこまめにチェックしています。
この記事では、今話題となっているバレットクラブ絡みのストーリーも含め、「AEWっておもしろいの?」という疑問についてまとめてみます。
堅苦しくなく、むしろフワっとした内容になってしまうかも知れませんが、お時間あれば是非目を通してみて下さい。2分くらいで読めると思います。
結論:AEWは面白い
多様性のあるプロレス
遠回しな表現でダラダラとした記事を書くのは嫌なので結論からいうと、AEWは面白いです。
では何が面白いのかというと、リング上の多様性にあると思います。
- 男女混合のミクスドマッチがある
- ジーンズのポケットに手をつっこんだまま試合をするレスラーもいれば、スケボーを凶器に使うレスラーもいる
- リアルウオーキングデッド的なレスラーもいる
- 階級がない
- 勝敗のランキング制度がある
- ダークオーダーなどダークでミステリアスなユニットもある
- 稀に大人数でリング上でわちゃわちゃする
- ストロングスタイルっぽい戦いもある
- スタジアムを貸し切ってタッグマッチをしたりする
- バッドエンドはあっても結果ハッピーエンドに帰結させる
- リング外では敵味方関係なく皆仲良さそうでそれをオープンにもしている
- 誰しも主役になれる雰囲気がある
パっと思いつくことを箇条書きにしてみました。
もしかすると、この箇条書きを読んで「なんだかふざけてそうな団体だな」と思う方もいるかも知れません。
日本流の激しい戦いが主流となるプロレスに慣れ親しんだ方には、たしかに馴染めない部分が多いでしょう。
ではなぜ普段新日本プロレスを中心に見ている自分がAEWに惹かれるのかと言えば、箇条書きの最後に書いた
「誰しも主役になれる雰囲気がある」
という点か大きいと思います。
ユーモアとシリアスの間
「ジーンズのポケットに手を突っ込んだまま試合?ふざけんな!」
確かに、通常のプロレスでそんな光景は考えられません。
それゆえ「ふざけんな」という声があってもおかしくない。
しかしAEWにはそういったユーモアをシリアスに昇華させてしまう「凄さ」があるのです。
より正確に言えば、各々の選手のスタイルを最大限に尊重し活かせるリングがAEWには存在する、ということです。
世界の様々な団体のレスラーがAEWに新天地を求めるのも、自分が表現したいクリエーション/プロモーションを最大限に発揮できる場がAEWにあるからではないでしょうか?
特にWWEを退団したレスラーにとっては、
- WWEほどギミックに縛られることがない
- 相応のギャラももらえる
- 他団体参戦のオプションもつけられる
と、AEWは良い事尽くしですよね。
僕はWWEにもWWEの良さがあると思っていますが、より自由にプロレスを楽しみたいレスラーにとって、AEWは今後も優先順位の高い移籍先になるのことは間違いないと思っています。
AEWのバレットクラブ再結成?について
最後に、今話題のバレットクラブ再結成について触れてみたい。
やや辛口になってしまうかも知れませんが、いちファンのボヤキとしてご理解の上読んで欲しいです。
WWEでも新日本プロレスでもなくAEWを選んだケニー・オメガは、AEWでどんなプロレスをしたかったのか?
僕は彼がAEW世界王者になればきっとその真相がわかるはずだと思い、AEWを見ていました。
で、昨年末にAEW世界王者となったケニー選手が始めたことは、ヤングバックスとインパクト・レスリングのグッドブラザーズ(アンダーソン&ギャローズ)と組んで、バレットクラブ「のような」集団を形成することでした。
あれ?意外と小さなところにまとまってしまったなぁ…
これが素直な感想です。
ケニー選手、アンダーソン選手、ギャローズ選手、ヤングバックス…皆素晴らしいレスラーです。っていうか皆好きです。
でも、バレットクラブ再結成「のようなもの」にはそこまで目新しさを感じませんでした。
「今ここに団体の垣根を超えた伝説的ユニットのメンバーが集った!ドヤァ!」
というプロモーションなのかも知れませんが、「で、何がしたいんだろう?」と思ってしまうんですよね。広がりが見えないというか…。
こういった世界的に知名度のあるレスラーたちの団結劇よりも、ファッションスナップから出てきたようなイケメンスケートボーダーのダービー・アリンと戸愚呂弟のようなバルクで圧倒的なレスリングを見せるブライアン・ケイジとのシングルマッチの方が最高に面白かった。
この試合の方が「AEWらしいな」と思いましたね。
しかも途中からスティングがひょっこり現れて試合をかき乱し、アリン選手が勝っちゃうのがまたカッコいい。
まとめ:それでもAEWは面白い
この記事を読んでも、AEWの良さは1mmも伝わらなかったかも知れません。
YouTubeにはAEWの公式動画がたくさんあるので、興味を持った方は是非その動画たちに目を通して頂きたい。
将来的に新日本プロレスのレスラーが参戦するかはわかりませんが、オカダ選手や飯伏選手のような正統派よりも、AEWは矢野選手のような個性的なレスラーの方がフィットしやすいリングかも知れません。
「AEWは誰しも主役になれるリング」と書きましたが、リング上でのスキットも大事になってくるので、言語的な壁を超えるには正統派のプロレスよりも癖の強いプロレスの方がマッチするのかなと。
或いは、鈴木みのる選手のように硬派を突き通したプロレスもプロモーションしやすいかもですね。
とはいえ、安易な協業はお互いの良さを消してしまう可能性も考えられるので、両団体には慎重になって欲しいところです。
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