統一か分断か。ベルトに関するイデオロギー闘争ではじまりそうな2021年の新日本プロレス。
ファンの皆様の中には、「統一しよう!」「統一は反対!」「そういうベルト云々の展開もう飽きた」と様々な意見があると思います。
内藤選手は「同時に戴冠したい」という理由で二冠王になり、
飯伏選手は「誰も別々に挑戦しないのなら二冠を統一したい」という理由で統一案をぶち上げました。
こういった選手の個々の考えはさておき、新日本プロレス側はベルトをどうしたいのでしょうか?
IWGP実行委員会とIWGP
そもそもIWGPって何?
IWGPはプロレス界における世界最強の男を決めるという考えの下にアントニオ猪木が提唱したものである。参照:Wikipedia
僕の解釈が間違っていなければ、IWGP=IWGPヘビー級王座だけではなく、IWGPは新日本プロレスのチャンピオンベルトの「名称」です。
ではIWGPインターコンチネンタル王座の意味はというと
アメリカを始めとする海外マットにおいての、IWGPヘビー級王座への登龍門というのが、設立に際しての位置付けである。参照:Wikipedia
となっています。
「登龍門的位置づけなら、なんでIWGPってつけちゃったの?」
というツッコミも出来ますが、現在では
IWGPヘビー級王座=最強のベルト
IWGPインターコンチネンタル王座=最高のベルト
という解釈に落ち着いています。
僕はこのわちゃわちゃ感を楽しんで見ていますが、ここに筋を通す誰かが現れてくれればもっと面白いのにな、とも思っています。
IWGP実行委員会
例えば、IWGP実行委員会。
存在するのかしないのか、もはや都市伝説になってもおかしくはないこのIWGP実行委員会という存在は、今こそ本領発揮する時ではないでしょうか。
新日本プロレスの伝統になぞらえるならば、まさに「時は来た」です。
統一か反対かでわちゃわちゃしてるレスラーの前に
「おぬしら、ちょっと待つのじゃ」
とIWGP実行委員会が現れ、子供たちに古の伝説を語る翁のように
「そもそもIWGPとはのう…」
とレッスンしても良いのでは?※謎の翁設定は単なる妄想です※
いや選手のみならず、猪木世代のファン、三銃士時代のファン、棚橋中邑時代のファン、オカダ内藤時代のファンそれぞれに改めて「ベルトの価値」を周知しても良いのではないでしょうか。
新日本プロレスがベルトをどうしたいのか、今いち見えてこないんですよね。
50周年イヤーへの布石?
まずはベルトとは何か、それを再度選手やファン周知することで、意思統一を図る。
その上でわちゃわちゃするのが良いのかなと。
このままだと、当初設定した意味とは違った意味でベルトが存在してしまうことになります。
自分はここ10年くらいのプロレスファンなので、正直「一個一個のベルトがこうでなければいけない」という感覚でプロレスを見ていません。
だから、内藤選手、飯伏選手、オカダ選手、それぞれの言い分もわかる。
しかしながら、何かを変える時はまず根幹の意味をふり返ってみることも大切なのかなと。
いろいろ書いてきましたが、今現在のベルト統一に関するわちゃわちゃ感は2022年の50周年イヤーに向けた壮大な序章であることは間違いないでしょうし、最終的には猪木さんとオカダ選手が主役になりそうな気もします。
こんな風にベルトに関してあれこれ考えてしまっている時点で、新日本プロレスの手のひらの上、なのかも知れませんが。
≪END≫
≫≫【ブログランキングに参加しています】クリックにて応援して頂けると嬉しいです!国内外のプロレス最新情報も読めます!