まず、2020年をふり返る上で、当ブログを一度でも目を通して頂いた全ての方に感謝したい。
本当にありがとうございます。
記事の内容に関して「そう思う」「いやそう思わない」と様々リアクションはあると思いますが、運営をしている身としては記事を読んで頂いただけで感謝の気持ちしかありません。
この記事では、2020年のブログ運営を通して、プロレスというジャンルについて感じたことを書いてみたい。
試合のことや先々の展望ではなく、ブログ運営者の視点から見たプロレスというジャンルの可能性をまとめてみます。
※新日本プロレスを中心に観戦していますので、新日本プロレスを基準とした内容になります※
プロレスというジャンルは未だ発展途上
YouTube
ブログを運営していると、様々な数字を見る機会も増えてきます。
例えば、読者の皆様がどんなキーワードで検索しているか、どんな内容の話題が盛り上がっているか。
自分のブログに関するデータ以外にも、例えば一般YouTuberの方のプロレス関連動画の再生数なども確認したりします。
そこで、気づいたことを一つ。
プロレスと格闘技は同じジャンルではありませんが、それらを並列に並べた時、再生数は一桁違うと思う。
例えば、一般の方のプロレス関連動画の再生回数が5000だとすると、一般の方の総合格闘技関連動画の再生数は50000。
この差は動画のクオリティの問題ではなく、視聴者層の年齢にあると思います。
特にYouTubeは若年層が再生数や登録数に直結してくるので、総合格闘技などに比べプロレスに関心のある視聴者は若年層が少ないのかも知れません。
ある意味、この差は「伸びしろ」ともいうことが出来るでしょう。
若くカリスマ性のあるスーパースターの必要性
プロレスというジャンルは、どちらかというと中高年世代向きのジャンルではないでしょうか。
「負けても立ち上がる、カムバックする」
というプロレスの特徴は、人生に躓いた人・失敗にあえぐ人などある程度人生経験を積んでいる世代に響きやすいから。
では、若年層世代へのアプローチはどうすれば良いのか?
言わずもがな「若くカリスマ性のあるスーパースター」の出現が期待されます。
23歳でスーパースターの階段を上がり始めたオカダ選手のような選手、いや20歳くらいで既に完成されたスーパースターの存在が求められるのかも知れない。
20代の頃から身なりや車にまで投資をし、プロレスというジャンル自体の底上げを実践していたオカダ選手。
そのオカダ選手の意思を受け継ぐ若いレスラーの台頭が無ければ、若年層を惹きつけるのは難しいのかも知れません。
成金的な要素は中高年世代には不評でも若年層世代にとっては「キラキラとした夢」であり「憧れ」です。
勧善懲悪の「勧」の不足
2020年の新日本プロレスのリングを総括するのならば、勧善懲悪の「悪」の部分は確立されたのではないでしょうか。
ブログを書いていても、ヒールレスラーが活躍した記事の方がアクセスが良かったりします。
反則・介入をいとわないヒールレスラーの台頭と活躍。
しかしながら、それに比べて「善」の部分=「正義の味方」のインパクトが薄い印象もある。
オカダ選手も内藤選手も、人気レスラーでありながら立ち位置的にはダークヒーローの要素が強い。
最近は本隊との合流もありオカダ選手は徐々にダークヒーローから抜けつつありますが、「正義の味方」という印象ではありません。
もっとも正義の味方に近い存在である飯伏選手も、正義の味方ではなく「神」という存在へ舵を切っている状況。
マインド的には申し分ないベテランの棚橋選手に頼るよりも、もっと若い世代で悪に対抗する正義感を持った選手が欲しいところ。
さきほどの書いた「若くカリスマ性のあるスーパースター」には、圧倒的な「善」の要素も必要になってくるでしょう。
オカダ選手のフィジカルと、棚橋選手のマインドと、飯伏選手のルックスと、内藤選手のカリスマ性。
それらをあわせ持った若いレスラーは出て来るのか否か。
ただ新日本プロレスに入門してくるのを待つのではなく、「スカウト」も大切になってくるでしょう。
記事を読み返してみると、「若年層へのアプローチ」が主旨になっています。
裏を返せば、中高年のレスラーの素晴らしい活躍があったからこそ、その世代のファンの心を掴めている、とも言えるでしょう。
その土台があってこその「若年層へのアプローチ」の重要性が大切かなと。
まとめ
当ブログは、「プロレスはエンターテイメント」と断言したうえで記事を書いています。
こういう風に書くと
「じゃあ選手は真剣じゃないってことか?」
とか
「選手を馬鹿にしてるのか?」
と誤った認識をされる方もいるかも知れません。
当ブログとしては「エンターテイメントとしていかにプロレスを真剣に楽しむか」ということに焦点を当てたい。
プロレスラーの鍛え上げられた肉体、技の痛み、上に登れない悔しさ、これらは全て本物です。
そういったリアルとエンターテイメントが複雑に絡み合ったジャンルがプロレスであり、その複雑性がプロレスに魅了される理由だと思っています。
2020年、当ブログに目を通して頂いた全ての方に感謝します。
来年もほそぼそと記事を書き続けれたらいいな、と思っています。
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