プロレス時評

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ウィル・オスプレイは封印されたレインメーカーを「解禁」させることが出来るのか?

ウィル・オスプレイは封印されたレインメーカーを引き出すことが出来るのか?

 

来年2021年1月4日5日の二日間にわたって開催される新日本プロレスの『バルサン presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』。

当然のように今回も素晴らしいカードがならんでおり、2020年の総決算と2021年のスタートを占う大事な大会となります。

そんな中、長らく新日本プロレスをけん引し、無冠ながらその存在感は輝くばかりのオカダ・カズチカ選手は、その才能を見込んでイギリスから日本に連れてきたウィル・オスプレイ選手とシングルマッチを行います。

しかも、仲間としてではなく敵として対峙するこの二人。

この対戦のポイントは、オスプレイ選手がオカダ選手自ら封印したレインメーカーを「解禁」させることが出来るのか否か?にあると思います。

 

 

レインメーカー解禁に相応しい選手は誰か?

IWGPへの興味の薄れとともに封印されたレインメーカー

レインメーカー・オカダカズチカの異名とともに、まさに一撃必殺という言葉がふさわしい「レインメーカー」という必殺技。

技に移行する際のポーズやモーションも含め、「プロレスの醍醐味」が凝縮されたような稀有な必殺技です。

しかしながら、現在の二冠戦に嫌気がさし、IWGP戦線への興味がなくなってしまったのと歩みを合わせるようにして、その必殺技レインメーカーも繰り出されることはなくなりました。

オカダ選手曰く、レインメーカー匹敵するほどの新技マネークリップ(変形コブラクラッチ)が生まれたとのことなので、レインメーカーを使わないことに固持しているわけではないようです。

しかしここであえて封印という言葉を使わせてもらうのならば、その封印されたレインメーカーを解禁させるに相応しい選手は誰になるのか?にも注目が行ってしまいます。

 

2年越しのスターダストプレス

2018年の東京ドームのメインイベント。

一方的にライバルとみなしていた後輩オカダ・カズチカに匹敵するような存在感を得た内藤哲也選手は、名実ともにIWGPヘビー級チャンピオンに相応しい格とファンからの期待をひっさげドームのメインイベントにあがりました。

新必殺技ディスティーノが出来てから封印された必殺技・スターダストプレス。

2017年のケニー・オメガ戦で久々に繰り出し失敗に終わった後、次に繰り出されたのが2018年の東京ドームのメインイベント、オカダ戦でした。

しかし、ここでも失敗。そして敗北。

その敗北から2年後の2020年の東京ドームのメインイベント。

二冠と言う大きな夢を乗せ再びメインイベントに返り咲いた内藤選手の相手は、2年前と同じオカダ選手。

2年越しに繰り出されたスターダストプレスは美しい弧を描き見事オカダ選手に炸裂しました。

ライバル以上の存在

一人の選手のために、なぜ2年も技を封印したのか。

それは内藤選手にとってオカダ選手がそれほど大切な存在だからに他なりません。

「棚橋の次は内藤」という既定路線をあっさり塗り替えた後輩のオカダ選手に対する複雑な気持ちは、内藤選手のみならずプロレスファンも重々承知しています。

2年越しのスターダストプレスはオカダ選手に対する並々ならぬ内藤選手の感情が込められており、多くの人を感動させたことでしょう。

そしてまたその内藤選手の感情を引き出したオカダ選手もまた素晴らしい選手に違いありません。

まさに、ライバル以上の存在。

では、オカダ選手のレインメーカーを解禁させるだけオカダ選手にとって魅力的な選手は一体誰になるのえしょうか?

 

ウィル・オスプレイは封印されたレインメーカーを「解禁」させることが出来るのか?

その才能を見込んだオカダ選手のおかげで日本でチャンスを得ることになり、見事世界でも有数なレスラーへと成長したオスプレイ選手。

現在は自らのユニット「THE EMPIRE」を結成し、オカダ選手とは対峙する関係になりました。

オスプレイ選手は封印されたレインメーカーを解禁させることが出来るのか?

もし解禁させることが出来たのならば、オスプレイ選手はオカダ選手にとってそれだけ魅力的な選手ということになる。

逆にレインメーカーが解禁されなければ、オカダ選手にとって「オスプレイ選手以上に魅力的な選手がいる」ということなのかも知れません。

二日連続のドーム大会では様々な見どころが存在します。

オカダ選手がレインメーカーを解禁するか否かも、見どころの一つとなるでしょう。

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