昨日12月22日の後楽園大会にて、ジュースロビンソンの「IWGPUSヘビー級王座挑戦権利証」への挑戦がほぼ確実になりました。※追記12/23日の後楽園大会にてジュース選手のケガによるドーム大会欠場を発表、代わりに小島選手が挑戦表明⇒12/24決定※
僕は鈴木選手とだったら面白いでは?と思っていましたが、それは幻になりました。
今書いてるこの記事(なぜ新日本プロレスはIWGPUSヘビー級王座を返上させなかったのか?)は、個々の選手に対しての良い悪いの言及ではありません。
もっと大きな枠でIWGPUSヘビー級王座について考えてみたい。
ジョン・モクスリーはAEWと新日本プロレスをつなぎとめるラストピース?
ジョン・モクスリー
なぜ新日本プロレスはIWGPUSヘビー級王座を返上させなかったのか?
考えられるいくつかのことをあげてみましょう。
- モクスリー参戦の火はまだ消えていない
- 返上案もあったが、KENTAvsモクスリーのカードを実現させたい
- パンデミックの影響やモクスリーのプライベート(奥さんの妊娠)などを考慮し、現状を維持する方向でまとまった
等々。
メイ社長が退任後一気にAEWと新日本プロレスのリレーションについて議論が湧いていましたが、その後何のニュースもゴシップもありません。
プロレス界ではこういった噂が誇張されることはありがちですが、両団体に今すぐ何かがあることはないでしょう。
ではなぜ返上させないのか?
ベルトは架け橋?
もし、ここでモクスリーのベルトを返上させてしまったら、両団体をつなぐ物理的なものは何も無くなってしまう。
交渉事なのでベルト云々は関係ないかも知れませんが、AEWの選手と交わる手っ取り早い方法が無くなってしまうのです。
僕は両団体が交わることには賛成ですが、AEWで新日本プロレスのレスラーがどう演出されるのかにはやや不安があります。
私見ではありますが、AEWの選手が新日本プロレスにフィットするよりも、新日本プロレスのレスラーがAEWにフィットする方が難しい。
AEWで展開される様々なストーリーはかなり凝った構造になっており、当然マイクパフォーマンスも重要になってくる。
その画の中に新日本のレスラーがいることが想像できないのです。
仮にもし新日本プロレスの選手の参戦が実現するとしたら、スペシャルシングルマッチ扱いになると思いますが、その試合だけ浮いて見えてしまう可能性もある。
酷な言い方をすると、番組中でストロングスタイルのレスリングを見せるだけの役割、のような。
新日本プロレスの外国人レスラー(或いは英語が堪能な選手)が参戦するのならばまだ可能性はありますが、日本人レスラーには厳しい役割が待っているのかなと。
ならば、パンデミックが終息するまでIWGPUSヘビー級王座は返上でも良かったのではないか?
KENTAへの期待
この状況に最もじくじたる思いを抱いているのはKENTA選手でしょう。
IWGPUSヘビー級王座の獲得云々、モクスリー選手とのシングルマッチは絶対に実現させたかったはずです。
WWE時代での苦難の時を経て新日本でありのままのKENTAになった今、WWEのトップスターだったモクスリー選手とぶつかり合うことは、本人にとっても世界中のプロレスファンにとっても望むシチュエーションだったに違いありません。
僕自身も願わくばドームでKENTAvsモクスリーが見たかった。
しかし、当人であるKENTA選手は、すでに気持ちを切り替えています。
今年1年、俺を突き動かしてきたもの。 それって何だか分かる? あの1月5日の東京ドームの後、(※カメラを見て)オマエらが、(※別のカメラを見て)オマエらが、俺に浴びせてきた屈辱的な言葉たち。それが今年の俺を突き動かしてきたんだよ。ならばだ、東京ドームで始まったもの、東京ドームで清算してやるよ。
(新日本プロレス公式)
この社会的に不安定な今、カード編成が難しいことは理解できる。
KENTA選手が気持ちを切り替えたように、僕たちファンもジュース選手との激闘に気持ちを切り替えることが大切になってくるでしょう。※追記12/23日の後楽園大会にてジュース選手のケガによるドーム大会欠場を発表、代わりに小島選手が挑戦表明⇒12/24決定※
はたしてその激闘の先にジョン・モクスリーが待っているのかにも注目していきたいですね。
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