なぜ今「元バレットクラブ集結」なのか?
元バレットクラブの集結の違和感
プロレス界を賑わせているようで、そんなに賑わせているような感じも見受けられないケニー・オメガとカール・アンダーソン、ドグ・ギャローズの合体劇。
言わずもがな、ケニー選手はAEWであり、カール・アンダーソンとドク・ギャローズはインパクト・レスリングでグッドブラザーズとして活躍しています。
両者は新日本プロレスの人気ユニットバレットクラブの元メンバーであり、この両者が組むことによってノスタルジックな気持ちになっているファンも…
本当に多いのだろうか?
僕の個人的な感想ではありますが、ケニー選手はヤングバックスと、アンダーソン&ギャローズはAJスタイルズとの並びの方が印象深い。
ケニーとアンダーソン&ギャローズ並びにはそこまで印象はないんですよね。
この並びの先にあるもの、それがAEWにおけるケニー選手のファースト・ミッションなのかも知れません。
AEW世界王者・ケニー・オメガのミッションとは
役者揃いのAEWの中で、ついにAEW世界王者となったケニー選手。
日本では圧巻のハイスパートレスリングとマイクパフォーマンスを見せていましたが、AEWではそのハイスパートぶりはなりを潜め、彼よりもマイクが達者なレスラーも多い。
そんな中AEW世界王者としての最初に起こした行動が、インパクト・レスリングとの協業であり、アンダーソン&ギャローズと組むというものでした。
ケニー×インパクトはインパクト側に一定の「数字」をもたらしたという噂もありますが、本当の目的は「新日本プロレス」ではないのでしょうか。
AEWとインパクト・レスリングの協業に新日本プロレスは加わるのか?
AEW
雪解けムードが始まったかに見えたAEWと新日本プロレス。
AEWはオープンで、固辞しているのは新日本プロレスという見方もありますが、頑なに拒む理由も分からなくもない。
アメリカ戦略のために費やした人とプロモーションが、そっくりそのままAEWの土台になってしまったと言っても過言ではなく、そこに新日本プロレスがサイドが良い感情を持っていないのは十分考えられます。
インパクト・レスリング
過去、海外遠征時のオカダ・カズチカの扱いが悪かったということで両者の関係がギクシャクしているという通説が通っていますが、今回アメリカで開催された「SUPER J CUP」にはインパクトのクリス・ベイ選手が出場を果たしました。
この先インパクト勢が新日本プロレスのマットに参戦することは続くのか?
選手が輝ける協業がベスト
僕は新日本プロレスと他団体の協業には賛成の人間です。
ただ、なんでもかんでも交われば良いということではありません。
どの土俵でプロレスをするのかで、選手の評価を下げてしまう可能性があるからです。
言語的な壁、レスリングの違い、「戦い」の側面を意識するのか「TVSHOW」の側面を意識するのか等々…。
それぞれの団体の選手が損をしない接点は果たしてみつかるのか?
その鍵が「英語も日本語もストロングスタイルもコミカルも全て出来る」ケニー選手なのか否かは、今後の彼の活躍を追っていくことでしかわからないでしょう。
この三団体の動きに今後も注目です。
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