高橋ヒロム、石森太二、エル・デスペラード、SHO
混戦模様のスーパージュニアと四強
誰かが図抜けて強い時代が団体を引っ張ることもあれば、団体=パッケージとして盛り上がっていくこともある。
今年のG1が混戦だったように、ワールドタッグリーグも、そしてベスト・オブ・ザ・スーパージュニアも混戦になっています。
誰かが強い団体から、誰もが強い団体へとフェーズが移行しているように見える新日本プロレス。
そんな中で台頭してきたのが、エル・デスペラード選手とSHO選手です。
タッグ戦線を主戦場としながら、シングルとしての巧さもあったデスペラード選手と、対ヘビーでも一歩も引かない攻防を繰り広げるSHO選手。
この二人がヒロム選手と石森選手と並ぶことによって、「ジュニアの四強」という新しい絵が見えてきました。
石森太二の怒り
昨日12月5日の石森太二vsマスター・ワト。
スリーカウントを取った石森選手の表情から怒りを感じることが出来ました。
それはワト選手への怒りというか、もっと大きなものへ向けてのような。
心の中にはチャンピオンながらメインを締めることが少ないというじくじたる思いもあるでしょう。
しかし、そんな石森選手の「怒り」を見るにつけ、俄然スーパージュニアは面白くなってきました。
チャンピオンは優勝することは難しいという風説をひっくり返してくれそうな期待感を持たせてくれたからです。
オスプレイでも鷹木でもリュウ・リーでもなく
ジュニアのシングル戦線はオスプレイ選手やリュウ・リー選手など外国人スター選手がけん引していた面もある。
そしてまた、劇薬とでも言うべき鷹木選手の存在は、ドランゴートのエース格の一人=実力者というものをまざまざと見せつけられた形となりました。
しかしこの三人は今のジュニアにはいません。
逆に言えばそれが良い意味で戦力の均衡化をもたらし、新たに台頭してくる選手の起爆剤にもなったのかも知れません。
高橋ヒロム、石森太二、エル・デスペラード、SHO
果たしてこの四人の四強時代は訪れるのか?
「四強」といった目に見える図式は、そこに食い込めないレスラーのジェラシーの対象にもなり、ますますプロレスが面白くなるきっかけにもなります。
アメリカで開催される同じくジュニアの祭典「SUPER J-CUP」。
プロモーションを見る限り、リオ・ラッシュが今後のジュニアのキーマンになることは間違いありません。
この四人の中から誰がリオ選手と向かい合うのかも楽しみです。
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