まさに手の合う二人 タイチとジェイ・ホワイト
戦前からタイチ選手のことは「好き」と言っていたジェイ選手。
棚橋選手を苦しめる選手が好き、のような発言をしていましたが、その真意はよくわかりません。
しかし、リング上での戦いを見るにつけ、「似てる」と感じた雰囲気がある。
それはこの二人が似ているのではなく、この二人の戦と似ている戦いが他にもあったな、ということ。
それは内藤選手とジェイ選手の戦いです。
簡単に言えば、両選手同士が「楽しそう」という点です。
巧い二人
リング上のみならず、バックステージのパフォーマンスも秀逸なジェイ選手。
人によっては
「ちょっと何言ってるのかわからない」
と感じる方も多いでしょうが、僕はその徹底ぶりが好きです。
ただ戦うのではなく、試合の前後に「工夫」をすること。
内藤選手もタイチ戦もそういった部分に秀でているものがあり、それはジェイ選手も同じでしょう。
だからタイチ選手にシンパシーを感じるのかわかりませんが、兎に角楽しそうだった。
しかし、試合の面では内藤vsジェイよりもタイチvsジェイの方が相性は良かったと思います。
タイチ選手もジェイ選手も基本的に派手な技はありません。
一回転するような高難度の技もないので、技が失敗したり中途半端になってしまうことがない。
リング上での間の取り方や瞬時の技のキレなども相まって、見ごたえのある試合になりました。
昨日のメイン・イベントの昭和57年対決も素晴らしかったですが、僕個人的にはこのタイチvsジェイはもっと見たいなと思いました。
辛口な鷹木信悟にオカダ・カズチカはどう対応するの?
おまけになに? レインメーカーは封印だと? オイ、それは俺たちのことバカにしてんのか? それとも自分だけが次のステップに、行こうとしてんのか? 気に入らねぇな、オカダ。(鷹木信悟 新日本プロレス公式)
あ、言っちゃうんだ
って思いませんでしたか?
この部分はこのG1のタブーなのかな?と思っていたんですが、思いっきり指摘してしまう鷹木先生。
確かに、レインメーカーを出さないということは、「レインメーカーを出せば勝てたんじゃないか?」というバイアスにもなります。
プロレスファンの方でその部分にモヤモヤを抱えていた方も多いでしょう。
しかし、この鷹木選手の発言でスッキリしたのは、プロレスファンよりもむしろオカダ選手自身なのかも知れません。
鷹木信悟はマネークリップの雨に耐えられるのか?
レインメーカーは封印だと? オイ、それは俺たちのことバカにしてんのか?(鷹木信悟 新日本プロレス公式)
この発言が引き金となって、鷹木選手はマネークリップの雨を浴びることになりそう。
これでもかこれでもかとマネークリップで締め上げられ悶絶する鷹木選手の姿が目に浮かびます。
「チクショー!なんだあの技!単なる絞め技かと思ったら抜け出せねーわ苦しいわで意識飛んだじゃじゃねーか!…クソッ!…でもよ、やるじゃねぇかオカダ?」
試合後にこんな発言をする鷹木選手まで目に浮かんでしまいます。
妄想は抜きにしても、誰もが思っているであろうモヤモヤした部分を指摘されたことによって、オカダ選手の精神面は逆にスッキリしたと思います。
ハッキリ疑問を言ってくれることによって、ハッキリと主張することもできますからね。
ドラゴンの首をマネークリップが仕留めるのか、或いは「これがクローズラインだ」と言わんばかりに鷹木選手のパンピングボンバーが火を噴くのか?
俺はオカダと正面からぶつかったことねぇから、アイツを脅威に感じたことねぇんだよ。オイ、オカダ、俺に、強くてすごいオカダで来てくれよ! じゃなかったら、勝つ意味はねぇからよ。(鷹木信悟 新日本プロレス公式)
鷹木選手には是非「マネークリップ対策」をした上で試合に望んで欲しいですね。
マネークリップを受け切って勝ってやるというスタイルならば、オカダ選手の思うつぼなのかも知れません。
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