『AEW Dynamite Episode 32-20』
にて行われたジョン・モクスリーとダービー・アリンの戦い。
新日本プロレスでもおなじみバイオレンスな暴れん坊ジョン・モクスリーとこちらは新日本プロレスファンの方にはなじみがないであろうダービー・アリン。
このブログは新日本プロレスファン、或いは国内団体のファンの方が多く目を通すかも知れませんが、僕はFITEでAEWも見ているので、時々AEWのことも書きます。
この記事で何を書きたいのかというと、体格差とか関係ない熱い戦はいろんなところにあるし、AEWにもありますよってこと。
ジョン・モクスリーに宿るストロングスタイル
ダービー・アリン(DARBY ALLIN)
ダービー・アリンという選手を分かりやすく説明すると、イケメンで、細身で、運動神経抜群で、スケボー好きで、ちょい悪なイケイケのユーチューバーみたいな感じの人です。
そのクールでどこか危険な香りのする佇まいは、映画に出て来るカッコいい切れ者の悪役のようでもある。
AEWはレスラー個々人が持っているポテンシャルをリングの上で表現する自由があるリングだと僕は思っています。
勿論選手によって指南役はいるとは思いますが、既に出来上がっている選手に関してはその個性を大事にする。
新日本プロレスからAEWにいったランス・アーチャーのプロモーションもほぼ新日本プロレスのものをベースにしていて、それをさらにアップデートした形でした。
話を戻すと、僕は大柄のモクスリー選手とあまりに線の細いアリン選手はどんな試合になるのかと、正直疑問でした。
戦いに大事なものは「気持ち」
勿論、線の細いアリン選手がモクスリー選手をパワーで圧倒するなんてことはありません。
しかし持ち前の身体能力とテクニックでなんとか崩しにかかる。
それはジュニアながらパワーも兼ね備えるヒロム選手や石森選手がヘビー級とバチバチにやり合うそれとは全く違いますが、アリン選手からは食らいついていこうという意思が見えました。
いつの間にやら体格差を超えた男同士の「戦い」になり、極論をいうとダービー・アリンのファンになってしまいそうな感覚になりました。というかファンです。
結果、モクスリー選手の勝利でしたが、スリーカウント後にアリン選手に何かを語りかけているモクスリー選手の印象が深く残っています。
Win or loose I’m leaving my soul in that ring tonight.#AEWDynamite pic.twitter.com/JFZxXpuTnE
— DARBY ALLIN (@DarbyAllin) 2020年8月5日
カッコいいですよね?
たぶん、『AEW Dynamite Episode 32-20』のこの試合は多くの人に感動を与えたと思います。
モクスリー選手とアリン選手の素晴らしい戦いでもあり作品でもあるでしょう。
ストロングスタイルとは何か?
ストロングスタイルとは何か?
新日本プロレスの専売特許のような言葉ですが、やはり僕も新日本プロレスの茶番を許さないバチバチの戦いが「ストロングスタイル」というものに最も近いと思います。
しかし、それでもストロングスタイルとは一体何なのかは明確には分からないものです。
NXTでもそういった戦いはあるし、国内の他団体でもそういった戦いはある。
今回
「ジョン・モクスリーとダービー・アリンにストロングスタイルを感じた日」
とあえてタイトルに書きましたが、どんなに体格差があろうと、どんなにチャラついていようと、やはりプロレスには「気持ち」が重要なんだなと再確認した次第。
ただ気持ちが入っていれば良いということではありませんが、アリン選手にはただならぬ覚悟を感じました。
AEWってどんな団体なの?ケニー今どうなってるの?など疑問を持つ方も多いかも知れませんが、僕は多様性に富んだ団体だと思っています。
ユニークな試合もあれば、今回のようにシリアスな試合もある。
有料のサブスクリプションも単体のPPVもありますし、YouTubeでは公式から沢山ダイジェスト動画も配信されています。
ご興味があれば是非チェックしてみて下さい。
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