まず例え話を。
優等生で真面目なA君が、先輩の送別会で急に一発芸をすることになりました。
A君は恥ずかしい気持ちに支配され、思い切り一発芸をすることが出来ず滑ってしまいました…。
こういった光景を見た経験はありませんか?
新日本プロレスは、大げさに言えば優等生で真面目な団体です。
最近はユニークな戦いなども増えましたが、団体の本質としては勝敗を重視するスポーツライクな戦いを重視しています。
そんな業界の優等生である新日本プロレスが、ついに一歩踏み出す勇気を見せた『KOPW2020』というコンテンツ。
最初に書いた優等生が滑っちゃう的な不安がありつつも、僕は非常に期待しています。
一歩踏み出す勇気を見せた新日本プロレス
オールドファンにウケるのか?他団体の目は?
新日本プロレス=殺伐とした戦い。
そこにバラエティ色豊かな試合が繰り広げられたら…
『こんなの新日本プロレスじゃない』っていう人も出てくると思いますし。
オカダ選手がこう懸念するように、当然反発はあると思います。
そのためにあえてIWGPという冠をつけなかったのでしょうが、それでも興行の中に試合が組み込まれることは避けられません。
『KOPW2020』がどのような路線で展開されるかは定かではありませんが、せっかくならばユニークな試合も見てみたいですよね。
それに対し「茶番だ!」という声も出て来るでしょうが、それを覆すだけの試合を見せれるかが、新日本プロレスの問われる部分です。
WWEやAEWのやっているような領域に少し足を踏み入れるわけでもあるので、そういった部分での戦いも存在するでしょう。
「優等生で生真面目なあいつらに、そんなコンテンツできるのかい?」
というお手並み拝見をされるわけです。
矢野通、田口隆祐、チェーズ・オーエンズ
『KOPW2020』はプロレスというジャンルの豊かさを伝えるものでもあるでしょう。
新日本プロレスという質実剛健な看板とは別に、単純な面白さを追求するもの。
「強さ」よりも「すごさ・楽しさ」が際立つコンテンツになると思います。
矢野選手や田口選手のようなユニークな選手に期待する部分も大きいですし、パンデミックの影響ですぐに参戦はできないと思いますが、チェーズ・オーエンズ選手のような影の実力者にも期待したい。
ジ・エリートの影に隠れいろんな意味でわき役にまわっていたチェーズ選手。
僕の個人的な見方ですが、抜群のプロレスセンスを持っている選手の一人です。
今回は参戦出来ませんが、是非『KOPW2020』で見たい選手の一人ですね。
一歩踏み出す勇気
やられても立ち上がる、どんな時でもカムバックする姿勢。
こういった時代だからこそ、プロレスは見る人に勇気を与えられるものです。
しかし、単純な楽しさ、ユニークさ、それもプロレスが見る人に与えられるものだと思っています。
「新日本にはこういう戦いは要らない」
そういった声も出て来るかも知れない。
ですが、僕はあらたなチャレンジに踏み切った新日本プロレスの勇気を支持したいですね。
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