内藤哲也という優しい男
「彼が新日本に残ったのは、単純に海外が嫌いなだけ」
新日本プロレスでのスマホサイトの連載にて彼=飯伏幸太について言ったこの言葉。
2019年の飯伏幸太の新日本残留宣言に対しての内藤哲也の”感想”です。
正直、プロレスとはどこからが現実でどこからが非現実かわからないジャンルです。
選手の言葉を素直に受け取って良いものか?
それはリング上でも同じで、友情があっさり造反劇に変わったりすることもある。
しかし、今回の発言に限っては、その背景から言っても内藤哲也なりの”優しさ”なのかも知れません。
その背景とは勿論…
AEW、そしてケニー・オメガ
記事の中でもThe ELITEたちが中枢となるAEWについて”やんわりと”触れられていましたが、The ELITE勢にとって飯伏幸太の存在は特に大きかったことでしょう。
現にケニー・オメガはAEW設立当初
「彼は近くAEWに来る」
というような発言をしています。
でも…
またいつか。
— Kenny Omega (@KennyOmegamanX) 2019年2月11日
頑張って。
このツイートが示す通り、飯伏は残留に至ったわけです。
金銭面でもリング上でも大きなものを用意されていたであろうAEWを蹴って新日本プロレスに残留するということは、いろんな交渉があったはず。
こういった当時のモヤモヤを吹き飛ばす
「彼が新日本に残ったのは、単純に海外が嫌いなだけ」
という内藤哲也の言葉。
ぶっきらぼうな響きに聞こえますが、僕には飯伏、そしてケニーも守るような言葉に聞こえます。
オカダのライバルはSANADA
最近オカダ・カズチカへの失恋を吐露していた内藤哲也。
東京ドームのメインイベントで実況があれだけ
「ライバル以上の存在!」
と連呼していたので、二人のライバル関係は一個上のフェーズに移行したと思っていた矢先、まだ未練がある様子w
二人の歴史も大事ですが、年齢という側面を考えると新日本プロレスがSANADAに期待する部分も大きいはずで、そしていつまでも内藤哲也に甘えていられないという面もあるでしょう。
ライバル、とは良い響きですが、結局言葉に過ぎません。
ライバルが誰であれ、その二人が戦い生み出したものが全てです。
ライバルという言葉をとったとしても、内藤哲也とオカダ・カズチカのストーリーは色褪せない。
ただ、同じ1982年生まれの飯伏幸太の存在は、いくら彼が”嫌い”と言っても無視できない存在ですよね?
信頼の意味
かつて某企画で”遊園地デート”を楽しんだ内藤哲也と飯伏幸太ですが、今ではその影すらありません。
ただ、二人になると試合に危険度が増すのは、それだけお互いを信頼している証拠ですよね?
出しきった…いつもいつも内藤戦だけはこうなる。
— 飯伏 幸太 (@ibushi_kota) 2019年3月10日
毎回大ダメージと共に深さを感じる。
色々言いたいけど、100%までもっていけた。だから今回は勝てたかもしれない。全力を尽くしました。ただ危ないとか色々何千回もやって来た事実があるし、内藤哲也をナメるな!といいたいです。ありがとう。
相思相愛?
この二人、ケニー・オメガを相手にしてもリミットが外れちゃいます。
きっとそれも”お互いを信頼しているからこそ”でしょう。
危険技への是非はあると思いますが、この三人の戦い、もう少し見たかったのは僕だけでしょうか?
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