ドラゴンゲートの元トップレスラー・鷹木信悟
鷹木信悟選手が新日本プロレスのロスインゴベルナブレスデハポンに加入して1年以上が経過しました。
ドラゴンゲート時代から彼を知っているファン以外で、初めて鷹木選手のプロレスを味わったファンに、彼はどのようなインパクトを残したのでしょうか。
僕自身はドラゴンゲートの試合をまともに観た経験はなく、メディアからの情報としての知識しかありませんでした。
しかし、鷹木選手のスピード、技のキレ、発信力などを見て、僕に限らず「こんなレスラーいたんだ」と感じた方も多いはず。
ドラゴンゲートという団体にまで興味の対象が広がった方も少なくはないでしょう。
この記事では、そんな鷹木選手から学ぶべきことを考えてみたいと思います。
鷹木信悟と言葉
幅の広い対応能力
現在開催中の「NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2020」
1月16日の試合後、鷹木選手はドゥルセ・ガルデニアに向けてこのようなコメントをしていましたよね。
何だ、あの対戦相手? わけ分かんねぇよ、今の時代に! コンプライアンスが厳しい今の時代に! あんなヤツいいのか? アリなのかよ? 一つ気に入らねぇのはなぁ! おい、ドゥルセか! BUSHIがタイプなのか、EVILがタイプなのか、俺がタイプなのか、ハッキリしろっつんだよ! 俺は! 八方美人は嫌いだ!
(引用:新日本プロレス公式サイト)
このコメントを見て、多くの人が
「そこも拾っちゃうんだね鷹木w」
と思ったはず。
対戦相手を下げず、尚且つ自分の意思表示もするこの幅の広さ。
プロレス脳という言葉があるのならば、まさにそれに秀でた選手なのかも知れません。
思っていることは口に出さないと、誰にも何も伝わらない
「思っていることは口に出さないと、誰にも何も伝わらない」
「一歩踏み出す勇気」
鷹木選手の言動を見ていると常に内藤選手の言葉が思い浮かびます。
これは内藤選手の言葉だから、というよりは、プロレスラーとして当たり前のことを鷹木選手が実践しているからではないでしょうか。
そしてまた、鷹木選手がつねに言う
「俺には時間がない」
という焦り。
この焦燥感をうまく自分のプロレスに転化させてるのも鷹木選手の強みです。
プロレスラーとして自分が必要とする結果に向かって、どう進んでいけばいいのかを体現しているからこそ、シリーズが変わっても鷹木選手というレスラーは存在感を放ち続けていますよね。
タイトルマッチがない、主要なリーグ戦がない、そういったことで存在感がなくなってしまうレスラーとは間違いなく別のレベルのレスラーでしょう。
明確な意思を伝える能力
プレゼンのプロ
やはり、彼から学ぶべき最たるものは、意思を伝える能力ですよね。
それを簡単にまとめてみると
・簡潔に話す
・大きな声ではっきりと話す
・伝えたいことが明確で、無駄な表現がない
・どんな相手だろうと、自分の主張は変えず相手の至らない点を指摘するが、相手を下げることはしない
僕の見解なので、見る人によっては正誤があると思いますが、ざっとあげるとこのような感じになりました。
今回のドゥルセ・ガルデニアへのコメントも、彼のプロレスをリスペクトした上で不満を言うという、誰も傷つかない方法をとっていますよね。
しかも
「俺は! 八方美人は嫌いだ!」
という自分の主張まで入れています。
これがドラゴンゲートで培われたスキルなのかわかりませんが、プロレスに限らず見習いたいスキルですね。
言葉もプロレスの一つ KENTA、タイチ、上村優也
鷹木選手は言葉だけではなく、リング上でも素晴らしい選手です。
しかしながら、言葉もプロレスの魅力の一つ。
最近大きな支持を集めているKENTA選手にしろ、ユニークな角度から対戦相手との試合を盛り上げていくタイチにしろ、自分の主張を濁さすはっきり伝える上村選手にしろ、共通するのは「言葉の力」です。
選手一人一人の発信力が問われる中、言葉をどう扱っていくのかも今後のプロレスのより大きな要素になっていくのかも知れませんね。
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